防災週間企画 3D雨雲ウォッチ ひとつぶ募金project

防災週間企画 3D雨雲ウォッチ ひとつぶ募金project

3D雨雲ウォッチ 豪雨災害支援プロジェクト あなたのひと粒が応援になる

2021年3D雨雲ウォッチ豪雨災害支援プロジェクトは終了いたしました。

プロジェクト終了時点で389粒(リツイート数)の応援が集まりましたので、

38,900円を日本赤十字社を通じて寄付させていただきます。

ご協力ありがとうございました。

去年の結果報告はこちら

ゲリラ豪雨は予測が難しく、回避行動の時間を充分に取ることができないため、川などでのレジャー中の事故や道路の冠水など、様々な被害につながることがあります。

このような気象災害による被害に遭う方をゼロにしたい・・・という想いのもと、ゲリラ豪雨検知無料アプリ「3D雨雲ウォッチ」を立ち上げました。

アプリでは、ゲリラ豪雨をいち早く検知し、リアルタイムに3Dで雨雲を表示することで、上空に危険な雨雲が発生していることを分かりやすくお知らせします。身近に迫っている危険な状況を把握し、少しでも早く回避行動につなげて頂くことで、より安全な生活を送ることが出来るように貢献していきたいと強く思っています。

3D雨雲ウォッチ豪雨災害支援プロジェクトでは、水害に遭われた地域の皆様への支援と、さらには防災週間を迎えるこの時期に、改めて防災や減災について考えるきっかけになることを願っています。

3D雨雲ウォッチ豪雨災害支援プロジェクト2021
大雨災害義援金寄付@3D雨雲ウォッチ
公式Twitterアカウント

2021年 3D雨雲ウォッチ豪雨災害支援プロジェクトは終了いたしました。

ご協力いただきありがとうございました。

8/30(月)より3D雨雲ウォッチ公式Twitterアカウント上で投稿するツイートにてリツイート
を呼びかけ、豪雨災害支援プロジェクト実施期間中のリツイート数×100円分を寄付します。

twitterTwitterアカウントはこちら
  • 実施期間:2021年8月30日(月)12時00分から2021年9月5日(日)23時59分まで
  • 上限額:1,500,000円まで

リツイート数に応じた金額を、日本赤十字社を通じて大雨災害義援金へ寄付します。寄付金の最新の配分先は日本赤十字社のホームページにてご確認ください。

<寄付対象:日本赤十字社 令和3年大雨災害義援金>
2021年8月時点の配分先:福岡県・佐賀県・長崎県・広島県・島根県・静岡県・青森県

3D雨雲ウォッチ 豪雨災害支援プロジェクト あなたのひと粒が応援になる
防災コラム
ピクトグラムでわかりやすく!
知っておきたい「防災・安全」図記号と備え

今夏、九州から東日本の広い範囲にかけて雨が長く続き、各地で「これまでに経験したことのないような」と表現される記録的な大雨が降りました。九州各地や広島に大雨特別警報、ほか、多くの市町村で警報が発表されました。大雨による災害は毎年のように報告されています。
3D雨雲ウォッチでは、防災週間のいま、いざと言うときのために知っておきたい情報をお届けします。

【家族で確認「ピクトグラム(絵文字記号)」がもつ意味】

日本では1960年代から言語によるコミュニケーションの不便を解消するため、ピクトグラム(絵文字記号)が活用され始めました。現代では企業のロゴや案内図をはじめ、さまざまな意味を持つロゴやマークがあり、周囲を見回すとそれらがいくつも目に入ります。

数あるピクトグラムの中でも、防災や安全のための標識は規定された作図の原則に沿って作図し、厳しい基準を満たしている記号で「図記号」と区別して呼ばれているものがあります。例えば災害や安全などに関わる情報は、パッと見てすぐにわかる・直感的に理解ができることが理想です。
一般社団法人 日本標識工業会(http://www.signs-nsa.jp/)によると「ISO・JISで規定された理解度テスト、視認性テストを行い規定されたスコアをクリアしたものをISOの場合は各国による各段階投票における承認、JISの場合はJIS原案作成委員会の審議により承認されたものをいう」とされる図記号は214種類。本コラムでは、この中から防災や安全に関する代表的な図記号についていくつかご紹介します。

■危険な場所を伝える図記号

「災害種別一般図記号」
どのような災害があるかを伝える図記号です。このマークを見たらここではこんな災害が発生する可能性がある!と理解してください。多くの場合、その場所で過去に災害が発生した実績がある、もしくは災害の危険性が高い場所に設置されています。

洪⽔・内⽔氾濫(出典:JIS Z 8210:2017 案内⽤図記号)

⾼潮・津波(出典:JIS Z 8210:2017 案内⽤図記号)

崖崩れ・地滑り(出典:JIS Z 8210:2017 案内⽤図記号)

⼟⽯流(出典:JIS Z 8210:2017 案内⽤図記号)

■黄色(三角)と白(四角)の図記号の違い

同じ災害を表す図記号でも色と形が2種類あり、黄色(三角形)は「注意標識」、白色(四角形)は「一般標識」です。
「注意標識」はその災害が発生する可能性(危険性)がある地域であることを伝えており、注意を促す記載が併記されます。

「一般標識」では、該当する災害に関する情報が記載され、例えば洪水・内水氾濫の情報標識では「想定浸水深:塗りつぶしていない三角」と「実績浸水深:塗りつぶした三角」のように確認することができます。

(出典:一般社団法人 日本標識工業会)

■安全を確保するための緑色のサイン

避難所と避難場所の違いを正しくご存知でしょうか。避難所は「災害によって住宅を失うなど、被害を受けた人や被害を受ける可能性がある人が一定の期間避難生活をする場所」で主に公共の施設があてられます。一方、避難場所は「一時的に避難する公園など」を指します。安全をイメージしやすい緑色で表示されるこれらの図記号も、建物(避難所)と場所(避難場所)で区別されています。

避難所(出典:JIS Z 8210:2017 案内用図記号)

避難場所(出典:JIS Z 8210:2017 案内用図記号)

■避難誘導標識の見方を覚えておきましょう

災害種別や避難所・避難場所の図記号を組み合わせた「避難誘導標識」の一例です。

(出典:一般社団法人 日本標識工業会)

進むべき方向(方向矢印)、避難場所の名称(産業会館)と距離(310m)
どの災害に適した避難場所であるか、災害種別の図記号一覧に◯や×で示されています。
この例の場合は、大規模な火事が発生した際の避難場所としては不向きということになります。

標識には重要な情報を限られたスペースで伝えるための細かいルールがあり、必要な情報が簡潔に記載されています。図記号(ピクトグラム)はその上でとても重要な役割を担っているのです。ご自身のお住まいの地域でこのような標識を見かけたら、内容をよく見て理解しておきましょう。

取材協力:一般社団法人 日本標識工業会

【防災・備え 避難グッズを見直そう】

「避難」に関する情報が発表された場合、まず「自宅で避難すべきか」「避難場所・避難所に移動すべきか」の判断が必要です。とにかく優先すべきは、ご自身と家族の命を守る行動を取る。これが全ての基本であり、判断基準です。
同じ地域・町内でも、家がある場所によってリスクの種類も違ってきますので、例えば崖や山が近くになく、川からも離れていて土砂災害や河川の氾濫の危険がないケースではどこかに移動するよりも自宅にいた方が良い場合もあります。

一言で「災害」と言っても種別も規模も状況も異なります。どんな状況においてもある程度の対処ができるようになるのが理想ですが、まずは「避難グッズ」について一緒に考えたいと思います。

■今、用意できているものといないものをチェック!

ネットなどの検索でも「避難グッズ」に関する情報はたくさん出てきます。非常用の持ち出し袋をセットにして販売もしていますし、リストや一覧表を見つけることもできるでしょう。それらは一般的に必要最低限のものがまとめられているので参考にすることをお勧めします。

ただ、こうした一般的なリストにはないものがあります。それは「個人でどうしても必要なもの」です。常用薬や自分に合った化粧品類などのほかに、長髪の人ならヘアゴム。もしかしたらこれがないと子どもがなかなか寝ついてくれない!どこへ行く時でも持参するぬいぐるみがあるかもしれません。小さなお子さまが避難所生活になる場合には、例えば塗り絵や絵本、おもちゃなどが必要になることも。
「自分にとって必要なもの」は、自分にしかわからないものです。避難することで一定期間、自宅から離れなくてはならなくなった場合に何が必要になるか?今日から3日間の生活の中で意識してメモをしてみてはいかがでしょうか。もしそれが大量にあった場合は優先順位を決めて持ち出すか否か判断し、今のうちに持ち出し袋に入れておきましょう。

■ローリングストックのおすすめ

ローリングストック(循環備蓄)とは、日頃から使っている食品を少し多めに買い置きし、賞味期限の古いものから消費してその分を買い足すことで、常時一定量の食料品を備蓄している状態を保つための方法です。災害時専用の「非常食・災害食」だけでなく、普段の生活でも災害時でも使えるものをバランスよく備えることが推奨されています。
日頃から非常食も食事に取り入れ食べた分を買い足すという行為を繰り返して、家庭に常に新しい(消費期限が近くない)非常食を備蓄します。非常時だけの特別なメニューではなく、日頃から食べているものとあまり変わらない食事ができる安心感にもつながります。

災害の規模や種別にもよりますが、昨年発生した「トイレットペーパー不足」現象にも見られるように、非常時にはさまざまな異常事態が起こりがちです。過去に起こった大きな震災のとき、店舗に人が殺到し商品が瞬く間に売り切れ、日頃の何倍・何十倍もの価格に高騰した事例があり、コロナ禍においては「マスクの価格高騰」も。ローリングストックはこのような現象の対策としても役立ちます。

■実施方法はとても簡単

カップラーメンやレトルト食品などをストックしておくことはもちろん、例えばご飯を少し多めに炊いてラップで包んで冷凍しておく、普段の買い物の際、食材を少し多めに買い置きしておく、などです。コロナ禍で買い物に行く回数を減らすことを推奨されていますが、生鮮食料品をたくさん買い込んでしまうと腐敗などの心配も生じます。
肉や魚類はあらかじめ調理して作り置きにする、塩を揉み込んでキッチンペーパーとラップで包んでおけば少しですが長く持たせることができますし、最近では冷凍食品も種類が豊富で「こんなものまで!」と驚くほど、さまざまな食材を冷凍で入手できます。平常時にレシピを工夫しておく、ご家族みんなで「非常食レシピの日」などイベントにして楽しんでみるなど、日常生活に取り入れることで有事の際の予行演習にもなりますね。
また、コロナ禍の避難では、マスクや消毒液などの衛生用品が必需品になります。これらについても日頃から少しストックを用意しておくよう心がけましょう。

災害や防災の情報はたくさんありますが、残念ながら被害がゼロにならないことも現実です。大切なことは「どうやって命を守るか」に尽きます。
そのためにはあらかじめ知っておくこと・日頃から備えておくことがとても大切です。過去の災害を忘れないように、防災に関する意識を高めるためにある「防災週間」です。この1週間をうまく活用して、ご家族で避難ルートや避難すべき場所を確認する、今お住まいの地域や自宅のある場所にどのようなリスクがあるか、今一度ご確認をお願いします。